こんにちは。らむねです。
事情があって、すぐに結婚できずに事実婚という形をとって生活している場合、
今の日本の法律では「入籍している夫婦と全く同じ」にならないのが現状です。
普段の生活に問題がなくても、いざという時、「戸籍上は他人」として
処理されてしまうことが多いからです。
今回は、そんな事実婚状態の2人のお話です。
お互い訳アリの2人が選んだ事実婚。その結果、思わぬ事態を招くことに
緒方陽大さん(49歳)と田川奈央さん(46歳)はお互いバツイチで、交際5年目。
陽大さんの子ども2人は前妻と暮らしていて、
大学を卒業するまで養育費を払う約束になっています。
奈央さんは、離婚後3人の子どもを引き取り、わずかな養育費をもらいながら、
正社員として働きシングルマザーとして必死に子育てをしてきました。
そんな2人の出会いは、奈央さんが陽大さんのスマホを拾ったことがきっかけでした。
道に落ちていたスマホに気付いた奈央さんは、警察に届けるためにスマホを拾いましたが、
陽大さんが慌てて自分のスマホに電話をかけ、スマホの機能を使い
「この電話番号にすぐ出てください」と、画面に表示。
奈央さんが電話に出て、警察に届ける前に話をし、
2人は駅で待ち合わせをして、スマホを受け渡すことになったのでした。
スマホを拾ってくれた奈央さんに対し、陽大さんは下心なく
「何かお礼がしたいので連絡先を教えてくれませんか」とたずねました。
しかし、奈央さんに「気にしないでください」と、お断りされてしまったので
スマホを受け取り、お礼の言葉を述べて終わりました。
運命の再会をはたし
ある日、奈央さんが駅で雨宿りをしていると、電車から降りてきた陽大さんの姿が見えました。
奈央さんに気が付いた陽大さんは「偶然ですね」と声をかけました。
そして、奈央さん同様傘のない陽大さんは一緒に雨宿りをすることに。
10分程度の雨宿りでしたが、そこでお互いの状況など、ちょっとした話をするうちに、
2人の距離は縮まり、一緒にいるこの時間がなぜか心地よいと感じました。
陽大さんの「今度、またゆっくり話したいです」という誘いに奈央さんは「分かりました」と、
連絡先を交換したのでした。
偶然の出会いから、連絡先の交換まで……これは運命の出会い?
(2019.09.02)